無料の水質検査を装った詐欺、訪問販売の手口と断り方

近年、無料の水質検査を装って高額な浄水器や
ウォーターサーバーを売りつける訪問販売が多発しています。

このような悪質な訪問販売の具体的な手口や断り方についてご紹介します。

無料で水質検査を装う手口

怪しい水道局員水道局からやってきました。
この地域の水道水は有害物質の量が多く水質も悪くなっています。
現在、一軒一軒を回り水質の検査を行っています
」。

最初に、このような切り口で会話をはじめ、
相手に安心感を与えてから最終的に不安をあおり
高額な浄水器などの購入を勧める手口が横行しているといわれています。

この手口では水道水を実際にコップに入れてその中に薬剤を垂らし、

ほら、色が変色しました。この家の水道水は有害物質が多いですね
と不安をあおります。

そしてその不安に付け込んで高額な浄水器を売りつけようとするのです。

コップの中の水が変色すると「本当に水質が悪いんだな」と思い込んでしまいがちです。

しかしこれは大きな間違いです。

というのも、どの地域の水道水にも必ず塩素が含まれており、
この塩素と反応する薬剤を垂らせば必然的に水の色は変わるからです。

薬剤を垂らしてピンクや黄色に変色するのは異常なことではなく
むしろ当然のことで水質が悪いということではありません。

もとより、各地域の水道局や役所においては依頼や要望もなしに
水質調査や浄水器などの訪問販売は行っていません。

このような無料の水質調査が来たときは最初から疑うことが大切です。

巧みなセールストークに押し切られる

浄水器の訪問販売は高齢者ほどひっかかりやすいといわれています。

高齢者の家に訪問して水質調査を行い
水の色が変色しました。ご自宅の飲み水はとても危険です。
浄水器を取り付けたほうがいいでしょう

といつもの手口で不安をあおります。

おすすめする浄水器は
1ヶ月で5000円、
1年間で60000円、
5年間で25000円と比較的お得になっています
」などと言い、

そんなに払えない」と一度断ると

年金生活者に対しては特別なキャンペーンを行っており
1年間契約で10000円の値引きを行っています。今がお得ですよ!

と購入を勧めてきます。

さらに現金一括払い、月額払い、どちらでも可能で
銀行口座から引き落とすので手間も要りません、といった具合に畳みかけてきます。
こうしてあれよあれよという間に契約してしまうケースが多いのです。あっという間に契約を押し切られてしまい電話相談している女性

1年契約、または5年契約など、一度長期の契約をしてしまうと解約が難しくなります。

もしも、契約者が途中で亡くなっても
契約者の家族が払うことにもなりかねません。

このような会社は自分の会社名や住所を隠してしまうことが多く、
気がつくとどこの会社か分からず
連絡がつかなくなるということも起こりやすいのです。

同じような手口の訪問販売は今も多くの地域で実際に行われています。

訪問販売の断り方とトラブル防止のために

まず、どの水道局も無料の水質検査や訪問販売は行っていない ということを知りましょう。

もしも、そのような業者が訪問してきたときは
安易に家の中に入れないこと、
職員証などの身分証明書の提示を求めること、

また「これは怪しいな」と思ったらきっぱりと断ることが大切です。

もしも、契約を迫られてもその日に契約してしまうのではなく、
一度家族と相談する」という理由で業者に帰ってもらい、
そのあと電話などで断りましょう。

電話で断ったあとにまた訪問される場合もありますが、
あまりにも強引に契約させようとしたり何度も訪れて迷惑を被るときは

あまりにしつこいと警察に連絡しますよ」とはっきり言えば
相手は二度と来なくなります。きっぱり断る男性

それでも相手がやって来るときは近くに警察に相談しましょう。

万が一契約してしまってもクーリングオフが適応できる場合があります。
クーリングオフが適応されるかどうかは契約後の日数によって決まるので
一度消費生活センターにて相談してください。